カバラとは
カバラとは、「神秘」という意味です。
それは口伝によって、師から弟子へと、代々、受け継がれて来ました。
ユダヤ人の祖父であるアブラハムが王達を打ち破り、戦いから帰った時に、
永遠の祭司であり、神人でもあるメルキゼデクに会いました。そして、メルキゼデクから、サレム(義と平和)の王として祝福されたのです。その時に、アブラハムはメルキゼデクに十分の一税を納め、メルキゼデクは、アブラハムにカバラの秘法を伝えたのです。
また、数々の奇跡を行い、ユダヤ人をエジプトから脱出させたモーセも、カバラの教えを伝えられた一人です。
カバラの教えは非常に深淵であり、難解です。しかし、カバラの教えには、地球上にある全ての文明と宗教の本源が流れているのです。
カバラの核心は、全ての存在と、大宇宙の創造のプロセスにあります。
それを簡単に説明しましょう。
まず、時間も空間もなく、宇宙という存在もない状態において、「絶対無」と呼ばれる不可知の存在が、この全宇宙を創造することを決めました。
その時に、全宇宙の創造が始まったのです。
「光 あれ!」
すると、偉大なる原初の光が出現しました。
すると、その原初なる光が、合計10個の光の球(セフィラ)に分かれ、四段階の世界が創造されていきました。
1 アツィルト(流出界・霊界)
2 ベリアー (創造界・心界)
3 イェツラー(形成界・アストラル界)
4 アッシャー(物質界)
「絶対無」の不可知的存在は、10個のセフィラによって、四つの世界を形成し、それら全体で、一本の「生命の樹」を創造したのです。
そして、その「生命の樹」(セフィロト)は、何と、一人の人間の姿に造られたのです。
一つ一つの光(セフィラ)が10個に分かれていくことによって創造された一人の人間の姿こそ、神が自分に似せて造った「アダム・カドモン」という神人です。
つまり、10の光によって造られたセフィロト全体こそが、「生命の樹」であり、「アダム・カドモン」なのです。
それは、全てのものが一つに繋がっているということを示しています。
「全一」です。
私達人間は、肉体という粗雑な世界に閉じ込められ、本来の神的世界を見失ってしまいました。しかし、カバラでは、世界中の全ての人間は、「アダム・カドモン」という神的人間と一体であり、私達は、常に、大宇宙にある全ての存在と、一本の「生命の樹」で繋がっているということを示しているのです。
つまり、カバラとは、本当の自分を見失ってしまった私達が、再び、総ての本源に帰っていく為の手段、方法を示しているのです。
■Sephiroth(生命の樹)
ゲマトリアとは
ゲマトリアとは、ヘブライ文字や、アルファベット、または数字に潜んでいる象意を読んでいく解読方法です。
ヘブライ文字は、それぞれ固有の数値を持っています。
ゲマトリアでは、それぞれの文字が持つ数字を、一つずつ、数値変換していき、その数値を合計し、単数数値に変換していきます。そして最後の単数数値になった時に、その「秘数」と呼ばれる単数数値の象意を読んでいく方法です。
数字の場合は数値変換する必要がないので、それを一つずつ、合計していき、単数変換して、最後に一つの単数数値「秘数」を出していくのです。
このゲマトリアという暗号解読方法から生まれたのが、「数秘術」です。
このことは、ヘブライ文字だけのことではなく、漢字やハングル、アラビヤ文字等にも数霊が宿り、それぞれの意味を持っていますので、それらも同様に、合計して象意を読むことができるのです。